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heartnoteとは?

高石内科循環器クリニックでは、動悸やめまい、胸の違和感といった症状の原因を調べるため、先進的な長時間心電図記録器であるheartnote(ハートノート)を導入しています。一般的な健康診断の心電図検査は数十秒程度の記録であるため、たまにしか現れない不整脈を捉えることが難しい場合があります。heartnoteを用いた長時間心電図検査では、小型軽量の機器を胸部に装着し、日常生活を送りながら長期間の心電図を記録することで、隠れた不整脈の早期発見や適切な治療方針の決定に役立てています。

heartnoteとは?従来の検査との違い

heartnote(長時間心電図検査)は、小型・軽量の記録器を胸部に貼り付け、日常生活の中で長時間にわたり心電図を記録し続ける検査です。数日から最長で約1週間にわたる連続記録が可能であり、従来の24時間ホルター心電図では捉えきれなかった頻度の少ない不整脈の検出に大きく貢献します。

従来の標準的な心電図検査は、安静時に数十秒間だけ記録を行うため、検査中に症状が出現しなければ異常を発見できません。また、一般的な24時間ホルター心電図検査は記録時間が1日程度に限られ、複数の電極や太いコードを装着する必要がありました。heartnoteはコードレスで非常に小さく、装着時の違和感やストレスが少ない状態で、日常生活の心電図変化を詳細に記録できます。

従来のホルター心電図についての詳細は「ホルター心電図検査とは?」のページを参照してください。

どのような症状があるときにheartnote検査を受けますか?

heartnote検査は、日常生活の中で時々現れる動悸や脈の乱れ、原因のわからないめまいやふらつき、一瞬気を失うような失神症状がある場合に適した検査です。症状が毎日起こらない場合でも、複数日装着することで発作のタイミングを捉えられる可能性が高まります。

特に次のような自覚症状がある方は、長時間の心電図モニタリングによる精密な確認が推奨されます。

  • 時々胸がドキドキする、脈が急に速くなる、または脈が飛ぶ感覚がある・・動悸や期外収縮が疑われるケースです。
  • 立ちくらみとは異なる原因不明のふらつきや急なめまいが起こる・・徐脈などの不整脈による脳血流の低下が考えられます。
  • 短時間の失神や意識が遠のくような感覚を経験したことがある・・心停止や高度の伝導障害がないかを確認します。
  • 過去に24時間ホルター心電図を受けたが、検査中に症状が出ず原因がわからなかった・・より長い記録期間での再評価を行います。
  • 健診で不整脈の疑いを指摘されたが、自覚症状が乏しい・・隠れた心房細動などの有無を調べます。

動悸に関する詳しい情報は「動悸」のページを、めまいについては「めまい・ふらつき」のページもご覧ください。

heartnote検査で発見できる主な心臓の病気

heartnote検査を行うことで、発作性心房細動、期外収縮、発作性上室性頻拍、心室頻拍、洞不全症候群や房室ブロックといった様々な不整脈の診断が可能です。記録されたデータから脈の乱れの種類や頻度、持続時間を特定し、治療の緊急度や適した治療方針を判断します。

心房細動(発作性心房細動)

心房細動は、心房が細かく震えて脈が不規則になる病気です。発作性の心房細動は一時的に出現して自然に消失するため短時間の検査では見逃されやすい特徴があります。放置すると心房内に血栓が形成され、脳梗塞を引き起こす要因となるため、早期の診断と血液をサラサラにする抗凝固療法などの対策が極めて重要です。

心房細動などの不整脈の詳しい診断や治療方針については「不整脈の診断・治療」のページをご確認ください。

期外収縮(心房性・心室性)

脈が一拍飛んだり、胸が一瞬詰まるような感じがしたりする不整脈です。健康な方にも多く見られますが、頻度や心臓の基礎疾患の有無によって治療の要否が分かれます。heartnoteによって1日あたりの発生数や連発の有無を確認します。

頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍など)

突然脈拍が1分間に150回以上など急激に速くなり、しばらくすると突然元に戻る不整脈です。発作時の心電図波形を記録することで、どの部分から異常な電気信号が出ているかを鑑別できます。

徐脈性不整脈(洞不全症候群・房室ブロック)

脈拍が極端に遅くなったり、心拍が数秒間停止したりする状態です。脳への血流が一時的に不足し、強いめまいや失神、転倒を引き起こす恐れがあります。必要に応じてペースメーカー治療の適応を検討する基礎データとなります。

heartnote検査の流れと日常生活での注意点

heartnote検査は、クリニックで機器を装着した後はご自宅で普段通りの生活を送り、検査期間終了後に機器を回収してデータを解析する流れとなります。大がかりな準備は不要で、日常生活への影響を抑えながら検査を受けられます。

1. 診察と検査の決定

当院の医師が自覚症状や病歴、気になる発作の頻度をお伺いし、heartnote検査が適しているかを判断します。必要に応じて院内での標準12誘導心電図や胸部X線検査、心臓エコー検査を組み合わせて心臓の状態を確認します。

2. 機器の装着

胸部の皮膚を清潔にした上で、専用の電極シールを用いてheartnote本体を装着します。コード類がないため、衣服の上からも目立ちにくく、普段通りの服装で過ごしていただけます。

3. 日常生活での記録と行動ログ

検査期間中も、仕事、家事、散歩、睡眠など通常の生活を送っていただきます。動悸などの症状を感じた際は、機器のボタンを押すか専用のメモ用紙に行動や自覚症状を記録していただきます。防水仕様のためシャワー浴が可能な設計となっていますが、長時間の入浴や激しい水濡れなど個別の注意点については装着時に丁寧にご説明します。

4. 機器の取り外しとデータ解析

所定の記録期間が終了したら、機器を取り外します。記録された膨大な心電図データを解析ソフトウェアおよび循環器診療を行う医師が精査し、不整脈の有無や症状との関連性を詳しく診断します。

5. 結果説明と治療方針の決定

後日ご来院いただき、解析結果をご説明します。見つかった不整脈の種類や重症度に応じて、生活指導、内服薬による薬物療法、専門病院と連携したカテーテルアブレーションやペースメーカー治療の検討など、患者さん一人ひとりに合わせた方針を提案します。

heartnote検査の費用について

heartnoteを用いた長時間心電図検査は、医師が必要と判断した場合、公的医療保険が適用されます。負担割合に応じた費用の目安は以下の通りです。

項目 窓口負担割合 自己負担額の目安
heartnote(長時間心電図検査) 3割負担 約6150円
heartnote(長時間心電図検査) 1割負担 約2050円

※初診料や再診料、同時に実施する他の検査(血液検査や心エコー検査など)や処方箋料は別途必要となります。詳細な費用については当院窓口までお問い合わせください。

heartnote検査に関するよくある質問

Q1. 検査中にお風呂やシャワーに入ることはできますか?

A1. heartnoteは日常生活防水に対応しているため、装着したままシャワーを浴びることが可能です。ただし、湯船に長時間浸かることやサウナの利用、強くこする行為は機器の剥がれや故障の原因となる場合があるため避けてください。

Q2. 装着中に運動や仕事をしても大丈夫ですか?

A2. 通勤や家事、デスクワークや軽い運動など、通常の日常生活は問題なく行っていただけます。激しい接触を伴うスポーツや過度に汗をかく運動については、機器が外れるリスクがあるため事前に医師へご相談ください。

Q3. 機械を貼っている部分がかゆくなったり肌荒れしたりしませんか?

A3. 肌に優しい医療用テープを使用していますが、皮膚の弱い方は赤みやかゆみを感じる場合があります。強いかゆみや痛みが生じた場合は、無理に我慢せず当院までご連絡ください。

Q4. 検査期間中にまったく自覚症状が出なかった場合はどうなりますか?

A4. 症状を感じなかった場合でも、無自覚のまま発生している不整脈や夜間睡眠中の脈の乱れが記録されていることがあります。得られた心電図データを総合的に解析して評価を行います。

高石内科循環器クリニックの長時間心電図検査

大阪市北区の高石内科循環器クリニック(旧不藤医院)では、動悸やめまい、息切れといった循環器症状でお悩みの患者さんに対して、丁寧な問診と心電図検査、ホルター心電図、heartnoteなどを組み合わせたきめ細やかな診療を行っています。

当院では、心臓エコー検査や胸部X線撮影、ペースメーカーチェックなど循環器領域の検査体制を整えており、一般内科から専門的な心疾患の診断・管理まで幅広く対応しています。「時々胸がドキドキするけれど受診のタイミングがわからない」「以前の検査では異常なしと言われたが不安が続いている」という方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

当クリニックへの受診方法については「初診の方へ」のページを、所在地や診療時間については「アクセス」のページおよび「診療時間」のページをご確認ください。

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