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心不全とは?

近年は高齢化が進み、生活習慣病を抱える人も増えており、心不全は身近な疾患へと変わっています。心臓の働きが弱まることで全身に十分な血液が行き渡らなくなり、日常生活にさまざまな支障が生じる点が大きな特徴です。早期の段階では気づきにくい一方で、進行すると生活の質を大きく損なうため、早期発見が重要になります。

症状の出方は個人差が大きく、体調の変化を加齢や疲労のせいだと見過ごしてしまうことも少なくありません。心不全を理解するうえでは、まず心臓がどのように働いているかを知り、その機能が低下すると体にどのような不都合が生じるのかを理解することが大切です。

 

 

心不全とは?心不全の種類

心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、全身に必要な血液を十分に送れなくなり、息切れやむくみ、疲労感などが生じる状態(症候群)です。高血圧や心筋梗塞、弁膜症など様々な原因で起こり、進行すると生命を縮める深刻な病気となります。通常、心臓は拍動を繰り返すことで全身の筋肉や臓器に酸素と栄養に富む血液を送るポンプの役割を果たし、身体の隅々まで循環させています。この力が弱まると、体に必要な血液が行き届かず、息苦しさやむくみなどのさまざまな症状につながります。

心不全には急激に症状が悪化する「急性心不全」と、慢性的に進行する「慢性心不全」があります。慢性心不全は時間をかけて悪化するため、初期段階では自覚しにくい特徴があります。早めに治療を始めることで進行を抑えられるため、日常生活のなかで気づく小さな変化にも注意を向けることが大切です。

心不全の症状

心不全の症状は「心臓から血液が送れない」ことと、「血液が心臓に戻りきらずに滞る(うっ滞)」ことによるもので、息切れやむくみなどがあります。階段を上ると息が切れる、少し歩いただけで苦しくなるといった変化がみられるようになります。また、夜間に横になると呼吸が苦しく感じ、上半身を起こすと楽になるといった特徴もあります。これらの症状は心臓のポンプ機能が低下し、肺に血液が滞りやすくなることで生じます。

さらに、脚のむくみや体重増加が目立ってくる場合があります。これは血液が十分に循環せず、体内に水分がたまることで起こります。疲労感が強くなる、動悸を感じるといった症状もみられ、放置すると日常生活に支障が出ます。初期症状が軽度であっても進行すると悪化が速まることがあるため、早めの受診が求められます。

心不全の原因

急性心不全も慢性心不全も、心臓弁や心臓のポンプの機能が弱まったことが原因で、心臓に血液が鬱滞している状態は同じです。急激に進行するか、体が順応しながらどんどん進んでいくかという経過が異なります。急性心不全は、代償機構が働く間も無く急激に進行するので、ショック状態に至ってしまうというのがほとんどです。 

急性心不全

急性心不全は、高血圧や心筋梗塞などの病気が急に発症したときに起きるケースが多いです。高血圧が続くと心臓に負担がかかり、筋肉が厚く硬くなることで機能が低下します。心筋梗塞は心筋が壊死するため、ポンプとしての力が弱まりやすくなります。これらの生活習慣病は放置すると心臓の負担を蓄積させてしまい、最終的に心不全へとつながります。

慢性心不全

慢性心不全は徐々に進行します。心臓のポンプ機能が徐々に低下していくので、その代わりにポンプの力を補おうとして、代償機構が働き、心臓が大きくなったり、心拍数が増えたりします。

心不全の原因は一つとは限らない

そのほか、心臓弁膜症や不整脈、心筋症など心臓そのものに異常がある疾患も原因となります。慢性腎臓病や糖尿病など他の臓器の病気が心臓に負担をかける場合もあり、原因は一つとは限りません。

心不全の初期症状とサイン

心不全の初期には、息切れやむくみなどの典型的な症状が目立たないことがあります。体力の低下と勘違いしてしまうほどの軽い疲労や動悸が続くこともあります。横になると息苦しさを感じる、体重が急に増えるといった変化は初期段階のサインとなり得ます。

また、夜間の頻尿や倦怠感が続く場合にも注意が必要です。心臓のポンプ機能が低下すると血液がスムーズに戻らず、腎臓の働きが変化することでこうした症状が生じます。普段と違う体調が続く場合には、早めに医療機関で相談することが大切です。初期段階で治療を開始すれば悪化を防ぎやすくなります。

心不全の進行度

心不全は段階的に進行します。軽い運動で息苦しさを感じる段階から、日常の動作でも症状が現れる段階、安静時にも苦しさを感じる段階へと進むことがあります。進行度の評価には機能的な分類が用いられ、症状の程度に応じて治療方針が決められます。進行すればするほど心臓の負担が大きくなり、治療も複雑になります。

心不全の治療では薬の服用や生活習慣の改善が中心となり、必要に応じて外科的治療が検討されることもあります。

定期検診の重要性と予防

心不全を予防するためには、生活習慣の改善が欠かせません。高血圧や糖尿病を適切に管理し、過度な飲酒や喫煙を避けることが基本になります。適切な体重を維持し、適度な運動を続けることで心臓への負担を軽減できます。こうした取り組みは若い世代から始めることで将来のリスクを大きく減らす効果が期待できます。

さらに、定期検診を受けることで潜在的な異常を早期に見つけやすくなります。特に家族に心疾患を持つ人がいる場合や生活習慣病を抱えている場合には、心電図や心臓超音波検査を含む検診が役立ちます。症状がなくても早めに確認しておくことで、将来の心不全リスクを減らすことが可能になります。

症状が似た疾患との違い

心不全と似た症状の疾患には、肺の病気や腎臓の病気があります。息切れが強い場合には肺疾患、むくみが強い場合には腎臓疾患と誤認されることがあります。これらの疾患と心不全は症状が重なる部分が多いため、専門的な検査を受けることが大切です。

診断では心臓の機能だけでなく、肺や腎臓の状態も総合的に評価されます。似た症状でも原因は大きく異なるため、自己判断で放置することは危険です。専門医による診察を受けることで最適な治療につながり、早期の改善が期待できます。

梅田・扇町周辺で循環器内科なら高石内科循環器クリニック

当院では心不全の診療を専門的に行い、早期の段階からしっかりと向き合える体制を整えています。心不全は気づかないうちに進行することがあるため、正確な検査と早めの対応が大切です。

当院では心電図や心臓超音波検査など精密検査を用いて心臓の働きを細かく確認し、患者さまの症状や体質に合わせた治療を行っています。患者さまには安心して治療に取り組んでいただけるよう、症状のわずかな変化も見逃さないよう慎重に診察し、わずかな不安や疑問にも丁寧にお答えしています。

気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

<クリニック概要>

院名:高石内科循環器クリニック
住所:大阪府大阪市北区南扇町7-2-102  センチュリーパークユニ東梅田1F
電話:06-6311-3796
診療科目:内科・循環器内科

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