めまい・ふらつき
めまいやふらつきは、日常生活の中で多くの人が経験する非常に不安な症状です。天井がぐるぐる回る、足元がふわふわして真っ直ぐ歩けない、あるいは立ち上がった瞬間に目の前が暗くなるといった感覚は、ご本人にとって大変なストレスとなります。大阪市北区南扇町にある高石内科循環器クリニック(旧不藤医院)では、こうした症状の背後に重大な病気が隠れていないかを、循環器内科および一般内科の視点から丁寧に診療しています。
南森町駅や天満駅からほど近い当院では、GE社製の先進的な超音波装置を用いた心臓エコーや血管エコー、24時間の心電図を記録するホルター心電図などを駆使し、めまいの原因を多角的に分析しています。単なる疲れや加齢のせいと諦めてしまう前に、まずは当院でご自身の身体の状態を確認してみませんか。私たちは、地域の皆さんが安心して毎日を過ごせるよう、精度の高い検査と親身なカウンセリングで症状の改善をサポートいたします。
めまい・ふらつきの原因
めまいやふらつきが起こるメカニズムは複雑で、その原因は多岐にわたります。私たちは身体のバランスを保つために、耳(内耳)からの情報、目からの視覚情報、そして手足の感覚情報を脳で統合しています。このネットワークのどこかに支障をきたすと、めまいが生じます。
耳鼻科領域に関連する原因
めまいの原因として最も頻度が高いのは、耳の奥にある「三半規管」の異常です。代表的なものに、頭を動かした時に短時間の激しいめまいが起こる良性発作性頭位めまい症があります。また、メニエール病のように強い回転性のめまいと難聴、耳鳴りを伴う疾患も知られています。
脳血管障害に関連する原因
急に強いふらつきが現れた場合、脳に十分な血液が届いていない可能性があります。脳の血流不足は、命に関わる疾患のサインであることも多いため、決して放置してはいけません。大阪市北区の当院では、脳の病気が疑われる場合にも、内科的な観点から慎重にリスクを評価しています。
脳のトラブルについては「脳梗塞とは?手足の麻痺やしびれ・めまい」のページも参照してください。
心臓や血圧に関連する原因
立ちくらみや眼前暗黒感(目の前が真っ暗になる感じ)は、心臓のポンプ機能の低下や血圧の急激な変動が原因であることが少なくありません。不整脈によって一時的に心停止や脈の乱れが起こると、脳への血流が途絶えて失神や強いめまいを招きます。
心臓の動きをチェックする重要性については「★心エコー図検査とは?」のページをご覧ください。
生活習慣病やその他の全身的な原因
自律神経の乱れ、貧血、低血糖、あるいは服用しているお薬の影響など、全身のコンディションがめまいに直結することもあります。また、睡眠時無呼吸症候群によって夜間に酸素不足が続くと、日中のふらつきや倦怠感の原因となる場合があります。
生活習慣の影響については「生活習慣病について」のページを参照してください。
めまい・ふらつきによって引き起こされる病気
めまいやふらつきは、それ自体が苦しいだけでなく、身体の中で進行している別の疾患の「予兆」である可能性があります。どのような病気が隠れている可能性があるのか、代表的なものを挙げます。
脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)
脳の血管が詰まる脳梗塞は、めまいとともに呂律が回らない、片側の手足に力が入らないといった症状を伴うことが多いです。しかし、めまいだけが唯一の自覚症状として現れるケースもあります。特に「一過性脳虚血発作」は、数分から数十分で症状が消えてしまうため見逃されやすいですが、本格的な脳梗塞の警告信号です。
脳梗塞の予防については「脳梗塞の診断・治療」のページを参照してください。
不整脈
脈拍が極端に遅くなる徐脈や、反対に速くなりすぎる頻脈は、脳に送られる血液量を不安定にします。心臓が規則正しく拍動していない状態が続くと、ふらつきを感じるだけでなく、将来的に心不全のリスクも高まります。
不整脈の詳細については「不整脈とは?心拍数が速い・遅い」のページを参照してください。
起立性低血圧
立ち上がった時に血圧が急降下する状態で、いわゆる立ちくらみです。加齢や自律神経の不調、糖尿病による神経障害などが背景にあります。急激な血圧低下は転倒による骨折などの二次的な被害を招くこともあるため、注意が必要です。
適切な血圧管理については「血圧の測定方法」のページをご覧ください。
心不全
心臓のポンプ機能が低下し、全身に必要な血液が供給できなくなると、ふらつきや息切れ、疲れやすさが現れます。足のむくみを伴うことも多く、早期に発見して適切な治療を開始することが重要です。
心不全の兆候については「心不全とは?」のページを参照してください。
めまい・ふらつきの処置や治療法
当院では、めまいの症状を和らげるだけでなく、その根本にある原因を特定し、患者さん一人ひとりに適した治療方針を提案いたします。
原因を特定するための精密な検査
適切な処置のためには、まず原因が「耳」なのか「脳」なのか、あるいは「心臓・血管」なのかを切り分ける必要があります。当院では以下のような検査を実施しています。
- 高性能超音波装置を用いた心臓・頸動脈エコー検査・・弁膜症や動脈硬化の有無を調べます。
- 心電図検査およびホルター心電図・・一時的な不整脈も見逃さないよう長時間記録を行います。
- 胸部X線撮影・・心臓の拡大や肺のうっ血状態を確認します。
- 睡眠時無呼吸症のスクリーニング検査・・睡眠中の呼吸状態が日中のふらつきに関係していないか評価します。
薬物療法
原因疾患に応じて、適切なお薬を処方します。めまいそのものを抑える鎮暈剤(ちんうんざい)のほか、血流を改善するお薬、血圧を調整するお薬、不整脈を制御するお薬など、病態に合わせて調整します。また、貧血や糖尿病などの内科的疾患が原因の場合は、そちらのコントロールを優先します。
生活習慣の改善指導
自律神経を整えるための規則正しい生活、塩分制限などの食事療法、適度な運動のアドバイスを行います。当院では、患者さんが無理なく続けられる生活習慣の改善案を一緒に考え、長期的な健康維持をサポートします。
専門医療機関との連携
検査の結果、緊急を要する脳外科的な処置が必要な場合や、耳鼻科的な高度な専門治療が望ましいと判断した場合には、速やかに大阪市内の提携病院や専門クリニックをご紹介いたします。私たちは、地域の医療ネットワークの窓口としての役割を大切にしています。
めまい・ふらつきについてのよくある質問
Q1. めまいがしたら、まず何科を受診すれば良いですか?
A1. ぐるぐる回る感覚とともに難聴などがある場合は耳鼻科、意識が遠のく感じや動悸がある場合は循環器内科、手足の痺れを伴う場合は脳神経外科が一般的です。もし迷われたら、まずは内科として当院へご相談ください。全身の状態を把握し、的確な診断を行います。
Q2. 立ち上がった時にふわっとするのは、低血圧のせいですか?
A2. その可能性は高いですが、不整脈や脱水、あるいは服用中のお薬の影響であることも考えられます。単なる体質と思い込まず、一度血圧の推移や心機能を確認しておくことをお勧めします。
Q3. 高血圧とめまいは関係がありますか?
A3. はい、非常に関係があります。血圧が極端に高いとめまいを感じることがありますし、逆に降圧薬が効きすぎて血圧が下がりすぎている時にもふらつきが生じます。血圧の「変動」を管理することが大切です。
Q4. 寝不足でふらふらすることもありますか?
A4. あります。睡眠不足は自律神経を乱し、平衡感覚を不安定にします。また、睡眠時無呼吸症候群の方は、しっかり寝ているつもりでも脳が休めていないため、日中のひどいふらつきを招くことがあります。
Q5. 加齢によるめまいは、治らないのでしょうか?
A5. 加齢とともに平衡感覚の機能は低下しますが、訓練や生活の工夫、適切な治療によって症状を大幅に緩和することは可能です。「歳のせいだから」と諦めずに、快適に動ける身体作りを一緒に目指しましょう。
院長より
めまいやふらつきは、ご本人にしかわからない辛さがあり、周囲に理解されにくいことも少なくありません。また、「何か怖い病気が隠れているのではないか」という不安から、外出や運動を控えてしまう方もいらっしゃいます。高石内科循環器クリニックでは、そのような患者さんの不安を少しでも解消したいという想いで診療にあたっています。
私たちは、高性能なエコー装置や心電図検査などの設備を整え、循環器内科としての専門性を活かして、目に見えない症状の裏側にある「本当の原因」を追求しています。単にお薬を出すだけでなく、今どのような状態にあるのか、何に気をつければ良いのかを、わかりやすい言葉でお伝えすることを常に心がけています。
少しでも「おかしいな」と感じたら、どうぞ遠慮なく当院の扉を叩いてください。精密な検査を通じて重大な疾患を否定し、安心をお持ち帰りいただくことも、クリニックの重要な役割だと考えています。皆さんがまた安心して街を歩き、毎日を笑顔で過ごせるよう、私たちが誠心誠意サポートいたします。
受診をお考えの方は、事前に「初診の方へ」のページをご確認いただくと、当日の流れがわかりやすくスムーズです。
